映画『ホリデイ』のあらすじ・キャスト・ネタバレ・見どころと感想までご紹介!

映画『ホリデイ』 ホリデイ
引用:インターネットムービーデータベース

2006年にアメリカで公開された映画『ホリデイ』は失恋した全くの他人の2人の女性が、自分たちの家を交換するところから始まります。 新しい環境、新しい出会いの中で、それぞれが前向きに人生を歩み出す姿を描いた物語です。

映画『ホリデイ』の作品情報

公開日2007年3月24日
上映時間135分
監督ナンシー・マイヤーズ
キャストキャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット ほか
製作総指揮スザンヌ・ファーウェル
制作ブルース・A・ブロック、ナンシー・マイヤーズ
制作国アメリカ

映画『ホリデイ』の登場人物(キャスト)

アマンダ:キャメロン・ディアス
ロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営する女性。
恋人の浮気で失恋し、ロンドンの新聞記者であるアイリスと家を交換する。

アイリス:ケイト・ウィンスレット
ロンドンの新聞記者。
恋人に婚約をされたことを知り、傷心のどん底に。ロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダと家を交換する。

グレアム:ジュード・ロウ
アイリスの兄。
ロンドンで美術館のキュレーターをしている男性。恋人に振られたアイリスを励まし、彼女が新しい恋を見つけるきっかけを作る。

マイルズ:ジャック・ブラック
アイリスがロサンゼルスで出会う、映画音楽の作曲家。アイリスの恋の相手となる。

アーサー:イーライ・ウォラック
イーサン:エドワード・バーンズ
ジャスパー:ルーファス・シーウェル
マギー:シャニン・ソサモン
ソフィ:ミフィ・イングルフィールド
オリビア:エマ・プリチャード

映画『ホリデイ』の簡単なあらすじ

2006年公開のイギリス・アメリカ合衆国合作映画『ホリデイ』は、ロサンゼルスで映画予告編製作会社を経営するアマンダと、ロンドンの新聞記者であるアイリスの、2人の女性の友情と恋愛を描いたラブストーリーです。

ロサンゼルスで恋人の浮気で失恋したアマンダは、ロンドンの新聞記者であるアイリスと家を交換します。同じ時にアイリスは、ロンドンで恋人に婚約をされたことを知り、傷心のどん底にいました。
それぞれ新しい環境で心を開き、違う文化や人々と触れ合います。アマンダはイギリスでイライザの兄弟グレアムと出会い、次第にお互いに惹かれていきます。
同様に、イライザもアメリカでアマンダの元彼と親しくなります。
本作品はユーモアと感動の要素を絡めつつ、二人の女性が新しい恋や友情を見つけ、人生を前向きに変えていく過程を描いています。異なる環境や文化の中での成長と愛に焦点を当てた、心温まる作品です。

映画『ホリデイ』の見どころ

見どころ①:キャストの演技力

アマンダ役のキャメロン・ディアスと、アイリス役のケイト・ウィンスレットの演技が、とても魅力的です。2人の息の合った演技は、観る人を作品の世界に引き込みます。
キャメロン・ディアスは、アマンダの強さと自信、そして傷つきやすさを、ケイト・ウィンスレットは、アイリスの優しさと思いやり、そして芯の強さを、見事に演じています。
芯の強い女性を演じる2人は、物語の魅力を更にましていきます。

見どころ②:2人の女性の成長

本作は恋愛で心に傷をおった2人の女性が、それぞれ新天地で成長していく姿を描いています。
新しい出会いと経験で、過去を乗り越えて進んでいる姿は見ている人に勇気を与えます。

見どころ③:ロサンゼルスとロンドンの風景

映画の舞台は、ロサンゼルスとロンドンです。ロサンゼルスの華やかさと、ロンドンの落ち着いた雰囲気が、作品の雰囲気を盛り上げています。
ロサンゼルスのシーンでは、アマンダが住む豪邸や彼女が働く映画会社などの華やかさ、ロンドンのシーンではアイリスが住む小さなアパートや彼女が働く新聞社、そして彼女が訪れるさまざまなスポットが登場します。
ロサンゼルスの街の華やかさとロンドンの落ち着いた町並みの対比が見事に演出されていて、2人の女性の友情と恋愛の物語を、よりロマンティックに彩っています。

映画『ホリデイ』のあらすじ・ネタバレ

あらすじ①:失恋~ホーム・エクスチェンジ

アメリカの西海岸に住むキャリアウーマン、アマンダ。映画の予告編制作会社を経営し、豪邸で恋人イーサンと共に生活していたが、イーサンの浮気と仕事のストレスで関係が破局。
ロンドン郊外に住む新聞記者アイリスは、3年間交際したかつての恋人ジャスパーが同僚と婚約したことで傷心している。
ストレスフルな現実を忘れ、新しい環境で心の傷を癒すべくホームエクスチェンジサイトでお互いの家を見つけ連絡を取り、2週間の家の交換が実現する。

※ホーム・エクスチェンジとは、互いの家や車すべてを一定期間交換するシステム

あらすじ②:新しい出会い

アマンダにとってロンドンのコテージでの生活は望み通りのもので、孤独を忘れて過ごすことができたが、次第に孤独感は募り彼女はロサンゼルスへ戻ろうと考えた。
しかしその夜、アマンダはコテージを訪れたアイリスの兄・グラハムと出会った。グラハムは、アマンダが恋人に浮気をされて別れたことを知り、彼女を気遣って話を聞いてくれた。
グラハムの優しさに触れ、次第に心を開いていく。そして、お酒によった勢いで2人は一夜限りの関係を持つ。
アマンダは、グラハムのことを恋人ではないと割り切ろうとするものの、グラハムの優しさは、彼女の孤独な心を癒し、彼女は彼に惹かれていくのだった。

一方アイリスは、ロサンゼルスでの生活に慣れず、孤独感にさいなまれていた。ある日、彼女は近所で迷子になっていたおじいさんを見かけ、親切心から家に送ってあげることにした。
おじいさんの名はアーサーといい、昔は高名な脚本家だった。アイリスは、アーサーの優しさとユーモアに惹かれ、すっかり意気投合する。アイリスは、アーサーとディナーを共にすることを提案し、二人は楽しい時間を過ごした。アーサーは、アイリスの孤独を癒し、彼女の心を支えてくれた。
そんなある日、アーサーの友人たちが、アイリスの家を訪ねてきた。その中には、アイリスの恋人・ジャスパーの友人であるマイルズもいた。マイルズは、アイリスの孤独を察し、彼女を気遣った。アイリスは、マイルズの優しさに触れ、彼に心を開き始める。

あらすじ③:それぞれの進展

アマンダはグレアムの家を訪れるが、そこには彼の娘たちがいた。グレアムの頻繁な電話相手は恋人ではなく、彼がシングルファーザーであることを知る。アマンダは娘たちに可愛がられるが、イギリスを1週間後に去る決意を新たにし、深い関係を築くことをためらっていた。

アイリスはアーサーの家で脚本家協会からの手紙を見つける。協会はアーサーの功績を称える祝賀会を計画していたが、アーサーは歩行器を使うことを嫌って拒否していた。アイリスは彼を励まし、歩行の練習を始める。
クリスマスイブ、アイリスはビデオ店でマイルズと出会う。しかし、マイルズはマギーが他の男性と浮気しているのを目撃し、ショックを受ける。アイリスは自らの失恋を語り、マイルズと心を通わせる。
アマンダとグレアムは距離を取りつつ再び接近していた。アマンダが将来に悲観的な考えを抱く中、グレアムは真剣に愛していることを告白。しかし、アマンダは複雑な気持ちに困惑する。グレアムは一方的に期待していたことに気づき、がっかりする。
アイリスとマイルズの関係は進展していたが、言葉にできないままだった。アーサーの祝賀会前に、2人はランチを共にする。そこでマギーから電話があり、彼女は再びマイルズと関係を戻したいと言う。アイリスは冷静な態度で彼を断り、マイルズを送り出す。

あらすじ④:最高のホリデイ

祝賀会のため帰宅したアイリスに、ジャスパーからの電話が来る。ジャスパーはアイリスに会うためにハリウッドに来ていた。アイリスを失いたくないとアプローチするが、アイリスはジャスパーが婚約者と別れていないことを知り、アーサーやマイルズとの出会いで自信を取り戻していた。アイリスはジャスパーとの縁を断つことを決意し、彼に伝える事ができた。
アイリスは開放感を胸にアーサーを迎えに行く。祝賀会では大勢の人々がアーサーを拍手で迎え、アーサーは階段を軽快に上る。マイルズもマギーとの仲を解消し、壇上ではアーサーが堂々とスピーチ。アイリスに大晦日の実家招待をし、彼女はキスで承諾。

アマンダの帰国が迫り、彼女はグレアムとの別れに涙する。アマンダは本当の気持ちに気づき、車を降りてコテージに戻る。グレアムも涙し、アマンダは大晦日をイギリスで過ごすことを決める。
大晦日、アイリスのコテージにアマンダ、グレアム、アイリス、マイルズ、そしてグレアムの子供たちが集結し、一同は幸せな大晦日を迎えた。

映画『ホリデイ』まとめと感想

豪華キャストで送る映画『ホリデイ』、面白かったです。
新天地で新しい自分になる女性2人は素敵でしたし、ホーム・エクスチェンジを自分もしてみたくなりました。笑
メッセージ性よりもコメディ要素やなども多く、最後のハッピーエンドで幸せな気持ちになれる映画でした。
気になる人は是非見てみてください!

映画『ホリデイ』予告