映画『あと1センチの恋』は、幼馴染のロージーとアレックスの恋を描いた物語。
お互い惹かれながらも、タイミングや運命のいたずらにより付き合うまで”あと1センチ”が縮まらない映画になっています。
そんな2人の幼い頃から仲の良い2人の結末はどうなるのでしょうか。
映画『あと1センチの恋』の作品情報
公開日 | 2014年12月13日 |
上映時間 | 103分 |
監督 | クリスチャン・ディッター |
キャスト | リリー・コリンズ、サム・クラフリン、クリスチャン・クック ほか |
原作 | セシリア・アハーン |
脚本 | ジュリエット・トウィディ |
制作国 | ドイツ・イギリス |
映画『あと1センチの恋』の登場人物(キャスト)
ロージー:リリー・コリンズ
幼馴染のアレックスと夢を共有し、恋心を抱き続ける女性。
アレックス:サム・クラフリン
ロージーの幼馴染であり、同じくロージーに恋頃をいただく男性。
グレッグ:クリスチャン・クック
ロージーの高校時代のボーイフレンドで、ケイティの父親。
ケイティ
ロージーとグレッグの娘。
ベサニー:スーキー・ウォーターハウス
サリー:タムシン・エガートン
タムシン・エガートン
スキ・ウォーターハウス
ジェイミー・ビーミッシュ
ジェイミー・ウィンストン
映画『あと1センチの恋』の簡単なあらすじ
イギリスの田舎町で育ったロージーとアレックスは、6歳からずっと一緒に遊び、共にアメリカの大学へ進む夢を共有してきた幼馴染。
しかし、高校卒業前夜にロージーは同じクラスのグレッグと関係を持ち、妊娠してしまう。夢を諦め、地元で娘のケイティを育てることを決意したロージーは、アレックスと別々の人生を歩むことになります。
一方、アレックスは医学部進学のためアメリカへ渡り、順調な人生を送っていた。しかし、ロージーへの想いを断ち切れずにいた彼は、幾度もロージーに連絡を取ろうとするも、タイミングの悪さによってすれ違い続ける。
親友であった2人は何度か国を超えて会いにいきますが、ロージーには恋人が、アレックスには婚約者がおり結ばれることは難しい状況。
様々な障害を乗り越え、ロージーとアレックスはようやく真実の愛を貫き、結ばれます。長年にわたるすれ違い、秘めた想い、そして奇跡的な再会を通して、二人は人生で最も大切なものは何かを改めて認識し、未来へと歩き出す。
この映画は、運命のいたずらによって何度もすれ違う男女の10年にわたる恋愛を描いた物語でとなっている。ユーモアと感動、そして切なさを織り交ぜながら、真の愛の力と人生の素晴らしさを伝える作品になっている。
映画『あと1センチの恋』の見どころ
見どころ①:12年にわたるすれ違いと奇跡の再会
幼馴染のロージーとアレックスは、夢を共有し、互いに惹かれながらも、誤解やタイミングの悪さによって何度もすれ違います。
アレックスがアメリカに渡ってから、12年間もの間別々の道を歩みます。
しかし、再会をきっかけに、二人は過去の誤解を解き、真実の愛を再確認します。何度も違う道を歩みながらも、12年間もの時間を超えて運命に導かれるように結ばれる二人の姿は、見どころの一つです。
見どころ②:ユーモアと感動、そして切なさ
本作は、コミカルなシーンと感動的なシーンが絶妙なバランスで織り交ぜられています。
ロージーとアレックスの幼馴染ならではの軽快な掛け合い、夢を追いかける彼らの情熱、そしてすれ違いによる切なさなど、様々な感情を味わうことができます。
笑いあり、涙ありのジェットコースターストーリーは、観客を飽きさせません。
見どころ③:真実の愛の力と人生の素晴らしさ
何度も困難に直面しながらも、互いへの想いを貫き続けるロージーとアレックスの姿は、真実の愛の力を感じさせてくれます。また、恋心だけではなく夢を諦めずに努力し、人生を切り開いていく彼らの姿は、勇気を与えてくれます。
愛と人生について深く考えさせてくれる、心温まる名作です。
映画『あと1センチの恋』のあらすじ・ネタバレ
あらすじ①:”あと1センチ”の始まり
イギリスの田舎町で育ったロージーとアレックスは、6歳の時から一緒に遊び、共にアメリカの大学に進む夢を共有してきた幼なじみだった。アレックスとロージーはお互い密かに想いを寄せていたが、親友という関係性からお互い踏み込むことができなかった。
ロージーは18歳の誕生日に、アレックスとクラブに行き泥酔した。酔いつぶれたロージーは、救急車で運ばれ翌日家で目を覚ます。
ロージーはクラブでのことを一切覚えていなかったが、その時実は2人はクラブの中でキスをしていた。アレックスだけはそれを覚えていたが、ロージーが忘れたと嘘をついていると思い複雑な気持ちになった。
アレックスはその後クラスメイトのベサニーに惹かれる様になり、ロージーのアドバイスもあり無事にベサニーと付き合うことになる。ロージーは自分でアドバイスをしていたが、ロージーとベサニーが交際していることを授業中に知り、ショックを受ける。
その後ロージーもクラスメイトのグレッグと付き合い始めるのであった。
あらすじ②:夢の分断
ロージーはホテル経営者に、アレックスは医者になるという夢があり、2人はお互いの夢を応援し合う仲でもあった。イギリスで育った2人は、それぞれアメリカの大学でホテル経営と医者を学ぼうと約束する。
そしてふたりとも大学に合格し、夢に向けて歩みだそうとしていたが、ロージーは交際していたグレッグとの間で妊娠する。
ロージーはアレックスには言い出せないまま、アメリカへ旅立つ彼を見送るのであった。
カトリックであったロージーは子どもを堕ろすことはできず、最初は養子に出そうとしていた。しかし出産すると我が子を手放すことはできず、ケイティと名付けて育てることを決意。
父親であるグレッグは妊娠が発覚してから逃げてだしてしまい、ロージーはホテルで働きながらシングルマザーとしてケイティを育てるのであった。
そして、合格が決まっていたボストン大学への入学は、見送ったのだった。
あらすじ③:再開と別れ
アメリカにいるアレックスは大学で医学を学びながらサリーという同級生と付き合っていた。アレックスは久しぶりにロージーに会いたくなり、サリーと付き合っていたがロージーをアメリカに招待する。ロージーはアレックスに会えると喜んでアメリカに向かうが彼女がいること、そしてすでにサリーが妊娠をしていることにショックを受け、喧嘩をするような形で別れてしまう。
ロージーはイギリスに帰ってから、たまたまグレッグと再会する。グレッグは過去逃げ出してしまったことを謝罪し、変わった自分ともう一度一緒にいてほしい、とロージーに言い寄る。父親がいないケイティのことを可哀想に想ったロージーは、グレッグと寄りを戻すことになり、結婚した。
その頃アレックスはサリーに浮気をされ。身ごもっていた子どもも浮気相手のとの子どもであったことを知り、破局をしたのであった。
あらすじ④:夢に向けた一歩
5年の月日が流れたある日、ロージーの勤めるホテルにベサニーが現れた。久しぶりの再会をしたときにベサニーはアレックスの連絡先を聞き、ロージーは彼女に教えるのであった。
その後、旅行に出ていたロージーの父が旅先で亡くなってしまう。幼い頃からお世話になっていたアレックスもお葬式に参列するために帰国をしていた。
その時にアレックスはお葬式で酒を飲み、礼節の良くないグレッグを目にする。父親をなくしているロージーに対しても親切とは言えないような態度で接していた。その様子を見たアレックスは、アメリカに戻る前の空港でロージーに一通の手紙を送る。手紙の内容は、ロージーに向けた愛のメッセージが綴られたものであった。
しかし、郵送された手紙をグレッグが先に見つけ隠してしまい、ロージーの手元に届くことはなかった。
その手紙と同時に、父親が亡くなる前日にロージー宛に送った手紙が届く。そこには、夢を諦めるなというメッセージが込められており、ロージーはホテル経営の夢に向けて一層前向きな気持になる。父親が残してくれた遺産で、ホテル開業への道を進み始めたのだ。
あらすじ⑤:真実の愛
ある日、ロージーの勤務先のホテルの提携先の予約リストから、グレッグの浮気が発覚する。ロージーはグレッグに別れを告げ、家から彼の荷物を一掃する。
その中で、グレッグの机の下の錠付きの引き出しから一通の手紙を見つけた。グレッグがずっと隠していたアレックスがロージーに宛てた手紙だ。そこに書かれていた愛のことばを見たロージーは、すぐにアレックスに連絡をし、電話をする。
すると、アレックスはなんとベサニーと一緒にいたのだ。2人は復縁をして結婚することが決まっていたことを知る。
結婚式に招待されたロージーは、結婚式の乾杯の挨拶で昔からロージーのことを愛していたこととも読み取れるような文章を伝えたのだった。結婚式は無事に終わり、ロージーはアレックスとハグをしてアメリカを後にする。
イギリスに帰国後、夢で会ったホテルの開業を無事に終えたロージー。最初の客をもてなし、歓喜に満ちていた。すると、二人目の客が姿を表したが、なんとそれはアレックスであった。アレックスはベサニーとは離婚していたのだ。
ロージーはアレックスを海が一望できる客室に案内する。そこで2人はお互いに本当の愛は何かをしり、キキスをするのであった。
映画『あと1センチの恋』まとめと感想
“あと1センチ”だがすれ違い続ける恋。
運命のいたずらでずっと結ばれなかったですが、最後についに2人の想いが通じ合ったラストシーンは感動しました。
見ていてもどかしい気持ちが続く作品でしたが、ユーモアもあり見ている人を飽きさせない映画だなと思います。
興味のある人はぜひ見てみてください!