映画『約束のネバーランド』のあらすじ・キャスト・ネタバレ・見どころと感想までご紹介！

2020年に公開された映画『約束のネバーランド』。孤児院で幸せに暮らしていた子どもたちが、鬼に食われるために飼育されていたという衝撃的な真実を知る。彼らは、命を懸けて脱獄を決意する。その脱獄劇を描いた、週刊少年ジャンプ原作の異色ダークファンタジーです。

映画『約束のネバーランド』の作品情報

公開日	2020年12月18日
上映時間	118分
監督	平川雄一朗
キャスト	浜辺美波、城桧吏、板垣李光人 ほか
原作	白井カイウ、出水ぽすか
脚本	後藤法子
制作国	日本
主題歌	ずっと真夜中でいいのに。『正しくなれない』

映画『約束のネバーランド』の登場人物（キャスト）

エマ：浜辺美波
主人公。孤児院の真実を知った明るく優しい少女が、仲間たちと共に脱獄を決意し、リーダーとして導きます。

レイ：城桧吏
頭脳明晰で冷静沈着な少年。脱獄計画を立案・実行し、仲間を守ります。

ノーマン：板垣李光人
優れた頭脳とリーダーシップを兼ね備えた少年が、脱獄計画を指揮し、仲間を脱獄へと導きます。

イザベラ：北川景子
孤児院の院長。子どもたちを鬼に食わせるための飼育員でもあり、エマ達の最大の敵です。

映画『約束のネバーランド』の簡単なあらすじ

映画『約束のネバーランド』は、白井カイウ・出水ぽすかによる同名漫画を実写化した作品です。
本作品は、孤児院「グレイス＝フィールドハウス」で暮らす15歳の少女・エマ、レイ、ノーマンが、孤児院の真実を知り、命を懸けて脱獄をする物語です。 孤児院では、子どもたちは12歳になると、鬼の食用として送り込まれるという恐ろしい秘密がありました。エマたちは、この秘密を知ったショックから、脱獄を決意しますが、それは決して簡単な道ではありませんでした。
院長のイザベラは鬼の飼育員でもあるという二面性を持っており、子どもたちを脱獄させないために様々な策を講じます。また、子どもたちの心を操るために、愛情を偽って接することもあり、エマたちを苦しめます。 そんな中、エマたちは、仲間たちと協力して、脱獄計画を着々と進めていきますが、その計画はイザベラに阻まれてしまうのです。 イザベラは、エマたちを捕らえ、鬼の元へ連れ去ろうとします。しかし、エマたちは、ザベラの罠を乗り越え、仲間たちと共に脱獄を成功させます。
脱獄に成功したエマたちは、鬼の世界へと旅立ち、鬼と人間の共存を目指すという新たな旅路へと踏み出します。 本作品は、子どもたちの成長と葛藤を描いた、感動の脱獄サスペンスです。エマたちの勇気と友情に心を打たれることでしょう。

映画『約束のネバーランド』の見どころ

見どころ①：衝撃的な真実と、子どもたちの葛藤

映画の冒頭、エマたちは、12歳になると鬼の食用として送り込まれるという孤児院の真実を知ります。この真実を知ったエマたちは、ショックを受け、脱獄を決意します。
しかし、脱獄は決して簡単な道ではありません。孤児院の院長のは、子どもたちを脱獄させないために、様々な策を講じます。また、子どもたちの心を操るために、愛情を偽って接することもあり、エマたちを苦しめます。
そんな中、エマたちは、仲間たちと協力して、脱獄計画を着々と進めていきます。しかし、その計画は、イザベラに阻まれてしまうのです。
イザベラは、エマたちを捕らえ、鬼の元へ連れ去ろうとしますが、エマたちはイザベラの罠を乗り越え、仲間たちと共に脱獄を成功させます。
子どもたちが、生きるために何をすべきか、そして、自分たちの未来をどう生きていくのかを模索する姿に、心を打たれることでしょう。

見どころ②：エマたちの勇気と友情

エマは、明るく前向きな性格で、誰からも慕われるリーダー格の少女です。レイは、頭脳明晰で冷静沈着な性格で、脱獄計画の立案や実行において重要な役割を果たします。ノーマンは、優れた頭脳とリーダーシップを兼ね備え、仲間たちの精神的支柱となる存在です。
仲間たちと協力して、脱獄計画を着々と進めていきます。そして、イザベラの罠を乗り越え、仲間たちと共に脱獄を成功させます。
エマたちの勇気と友情は、映画のもう一つの見どころです。彼らの姿に、観客は勇気と希望をもらえることでしょう。

見どころ③：美しくも残酷な世界観

本作品の世界は、人間と鬼の共存が実現した世界です。しかし、その裏側には、人間が鬼の食用として飼育されているという恐ろしい秘密がありました。
そして、大事な仲間の一人であるノーマンも犠牲となってしまいます。
映画内では語られませんが、子どもたちがこの世界で生き抜くために、どのような選択をするのか、その行方にも注目です。

映画『約束のネバーランド』のあらすじ・ネタバレ

あらすじ①：真実

「グレイス＝フィールドハウスの子どもたちは、温かなママに囲まれ、楽しく遊びながら学び、家族のような幸せな生活を送っていました。
この孤児院では、子どもたちは特別な教育や知能テストを受け、6歳から16歳の間に里親の元へと移されていく仕組みが存在していました。
しかし、施設内で育てられた彼らは柵の外に出ることが許されず、首に番号をつけられていました。
エマ、レイ、そしてノーマンは、GFハウス内で傑出した知力と体力を誇り、特に16歳に近づく彼らはその中でもトップクラスでした。エマたちは兄姉のように、年下の孤児たちの世話を焼いていました。
ある日、「おめでとう、元気でね」という言葉とともに、コニーが旅立つことになりました。コニーは嬉しそうに施設の門をママと共に歩いていきます。しかし、コニーが去った後、エマとノーマンはぬいぐるみを忘れていったことに気付きます。
二人が向かった先は、彼らがまったく知らなかったGFハウスの門でした。
孤児たちはその門に近づくことを、厳格なイザベラから禁じられていました。エマとノーマンがトラックの下に身を隠していると、そこには「鬼」と呼ばれる恐ろしい存在が現れ、コニーが食肉として出荷されてしまいました。
驚くべきことに、イザベラの対応は冷静かつ機械的であり、エマとノーマンは今まで里親に引き取られた孤児たちが、実は「食肉」として出荷されていたことを理解するのでした。

あらすじ②：クローネ

GFハウスは、16歳までの子どもを「食幼児」と呼ばれる最も美味しい時期に育て、知識や能力が高いほど高級な食肉として取引されていたのです。エマとノーマンは恐怖を感じつつも、レイの協力を得て孤児たち全員を連れて逃げ出す計画を練り始めました。
一方で、イザベラも門のそばにコニーのぬいぐるみが落ちていたことから、孤児の誰かが真実を理解している可能性があると考え、新たな助手兼監視者として本部からシスターのクローネを迎え入れました。
クローネはイザベラに忠誠心を装いつつも、裏でイザベラを追い落として自らの地位を築くことを企んでいました。孤児たちとクローネの利害が一致し、彼らは極秘に協力関係を構築しました。クローネは孤児たちに対して、超小型の発信機が埋め込まれているなどの情報を提供しましたが、結局クローネは裏切りが露見してイザベラに“食用児”として出荷されてしまいました。

あらすじ③：脱獄計画失敗

エマ、ノーマン、そしてレイは幼少期からの親しい友人でしたが、驚くべきことに、レイは実はずっと前から真実を知っていたにもかかわらず、誰にも口外していなかったことが判明しました。これは、イザベラがレイに出荷させない条件として、秘密を厳守するよう強制していた結果でした。エマはレイが裏切っていたことにショックを受けましたが、ノーマンはレイが脱獄を仕込んでいることを見抜きます。
レイは備品を調達しながら、この瞬間を心待ちにしていました。故意にエマとノーマンを門に向かわせ、真実を知り、そして脱獄を促す計画を練っていたのです。
こうして脱獄計画を進行させるエマたちでしたが、不運にもイザベラに脱獄の下見がみつかってしまいました。エマは足を折られ、ノーマンは翌日に出荷されることになりました。
追い打ちをかけるように2ヶ月後の誕生日にレイが出荷が決まり、絶体絶命の状況に追い込まれました。

あらすじ④：ラストチャンス

ノーマンが出荷されてしまい、レイの誕生日前日になりました。
レイはイザベラに対抗すべく、自らの身体に火を放つ覚悟を決めました。その時、足の怪我から回復したエマが現れました。エマは密かに進めていた計画に従い、レイに焼身自殺を試みたように見せかけて、GFハウスに火をつけました。
イザベラは発信機の反応から炎の中にレイがいることを察知し、慌てて消火作業を行いました。高級な食肉が失われれば、その責任はイザベラに問われるはずなのです。しかし、エマとレイは発信機を耳から取り出し、ハウスの中に残しているイザベラの目を欺いている間にハウスから脱出しました。
この2ヶ月間、脱獄を諦めているふちをして実は、子ども達みんなと脱獄の準備を水面下で勧めていました。
エマたちはノーマンが命がけで下見してくれた脱出ポイントへ向かい、GFハウスと外の世界を隔てる対岸の崖が狭くなっている場所に到達しました。イザベラは急いで彼らの後を追いましたが、エマたちや仲間たちはすでに用意していたロープやハンガーなどを使って対岸に渡り始めていました。
最後に残るのはエマだけ残ったそのとき、騙されたことに気付いたイザベラが、驚くべき速さで追いついてきました。
その後エマとイザベラは数分会話を交わし、過去同じ境遇であったイザベラは最期は子ども達が逃げるのを見届けてしまいました。

こうして、子ども達は無事外の世界に脱出するこができました。

映画『約束のネバーランド』まとめと感想

エマ・レイ・ノーマンの勇気とと優しさにとても感動する作品でした。
個人的にはノーマンが最期に残してくれた優しさ、情報に胸を打たれました。
原作を読んだことがないのですが、これを機にぜひ読んでみようと思います。
気になる方は映画『約束のネバーランド』ぜひ見てみてください！

映画『約束のネバーランド』予告